妊婦の方のパーソナルトレーニング　妊娠後期

妊婦の方のトレーニング　妊娠初期では、妊娠初期に行うトレーニングや、トレーニングを行う上で注意したいことや目的について書いていきました。

では、妊娠後期ではどうでしょうか。

妊娠後期のトレーニング

妊娠初期と後期で大きく違うのは体重とお腹の大きさです。

当然と言えば当然ですが、、、
それに伴い脚にかかる負担と、骨格が大きく変わってきます。

例えば、体重が10kg増えれば、立っている時も歩いている時も、常にプラス10kgの負荷が脚にかかります。
その負荷に耐えられる脚の筋力が必要になってきます。

ただ、脚のトレーニングで代表されるバーベルを担いだスクワットは注意が必要です。

妊娠後期の骨格

お腹が前に大きくなるため、バランスをとるために骨盤は大きく前傾し、腰椎（腰の骨）は前弯します。
簡単に言うと腰を反った姿勢になります。

その結果、多くの妊婦さんを悩ます腰痛が引き起こされます。

その為、腰椎への過度な負荷を避けるため、バーベルを担いだスクワットや背筋に負担のかかるトレーニングは、姿勢の変化が見られるようになってからは行わないようにします。

基本的には体重のみで行い、回数やインターバル（休憩時間）を調整して強度を変えたり、負荷を加えたい場合はバーベルを担ぐのではなく、ダンベルを持ったりチューブを活用したりするなどの工夫が必要です。